六曜の意味とは|六曜日カレンダー付き
六曜の意味は迷信だと考える人も多くいると思います。
実際、六曜や他の暦にある歴注と呼ばれる日や時間の吉凶は科学的な根拠があるものではありません。
また様々な解釈が存在し、「六曜の本当の意味とは?」と感じる方もいると思います。
しかし、六曜を含む暦は私たちの生活に深く根差しており、効果があるのかどうかはさておき、マナーとして知っておかないといけない場面もあります。
今回はそんな六曜の意味を解説するとともに、六曜の由来や成立した背景も解説いたします。
皆さんが信じるか信じないかの一助になればと思います。
また、六曜以外にもある、縁起を担ぐうえで知っておきたい暦の話もいたします。
六曜が意味する事
六曜とは、
- その一日の中で縁起の良い時間(吉)と縁起の悪い時間(凶)
- 縁起の良いとされること、悪いとされること
この2つを意味しています。
例えば、友引という六曜の日は結婚式の縁起が良いとされるますが、友引に結婚式を挙げる際、縁起を担ぐのであれば実は避けるべき時間というものがあります。
このように、行うと良いとされることと時間の吉凶を六曜それぞれの日に割り振られています。
ちなみに、広辞苑では次のように六曜の意味を解説しています。
暦注で、先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の六種
中国の六壬時課または小六壬と呼ばれる時刻、日の吉凶占いが室町時代に日本に伝わって変化したもの。
出典:広辞苑第七版 岩波書店
六曜の読み方:「ろくよう/りくよう」
ちなみに、六曜は「ろくよう」と読むのが一般的ですが、「りくよう」とも読みます。
六曜の別表記
六曜と表記されるのが一般的ですが、六曜は「六輝」と表記されることもあり、六曜と同じものを指します。
また、暦の本では、「六曜日」や「六曜星」とも表記されることもあります。
六曜(大安/友引/先勝/先負/赤口/仏滅)の意味
六曜は暦の本によってや、専門家によって吉凶の時間等にずれがあります。
これは六曜と言うものの成立の起源で詳しく説明しますが、いずれかが間違いでいずれかが本当の意味だというものはありません。
しかし、今回は最も一般的に知られる意味をまずはご紹介し、俗説として他の六曜の意味についてもご紹介します。
六曜の縁起の良い順番
六曜では次の順番に縁起が良いと考えられています。
大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅
六曜のそれぞれの意味について詳しく見ていきましょう。
大安の意味|六曜の中の最吉日
大安は六曜の中で最も縁起の良い日とされ、大安吉日と言われます。
大安の意味は暦の本や辞書の意味をまとめると次のようになります。
- 一日中吉で、万事に良しと言われ、何事にも良いとされる日
- 結婚式・入籍や開店・開業と言った慶事、祭り事に良い日
「大いに安し」と言いあらゆるもの事に良いとされる日です。
諸説を紹介すると、
- 大安はキリスト教等での”安息日”に当たり、「何事もしない」のが吉という説
- 大安は特に害がないという意味で、大吉日と言うより、小吉日という説
これらも言われています。
これら諸説の起源は正しいか正しくないかを断じることはできませんが、基本的には最初にご紹介した意味が一般的に知られるものです。
六曜以外の暦の中には大安を超える吉日というものも存在しており、それらについては記事の後半で解説いたします。
大安についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
大安とは|大安の意味・行うと良い事や暦の上で大安の日より良い日を紹介
友引の意味|六曜では大安に次ぐ吉日だが葬式は凶
友引は「ともびき」と読み、次のような意味を持ちます。
- 朝と夕は吉だが、昼頃(午の刻:11時~13時)は凶
- 「友を幸せに引く」と言われ、結婚式等のお祝い事に吉の日
- 「友を冥土に引く」と言われ、お葬式の凶日
- 本来は「何事も勝負がつかない日」という意味の日
友引は六曜の起源となる吉凶占いの時から意味が変わって今に至ります。
江戸時代の暦では「共引」と表記されていました。
いつからか、陰陽道の「友引日」と混同され現在に至ります。
この陰陽道の影響から「凶事に友を引く」という意味が付加され、友引に葬式は良くないとされます。
友引の吉の時間について、朝は吉、夕方は大吉とする説もありますが、多くの暦の本では特に夕方が大吉と書いていないのが一般的です。
友引の日に縁起が良いとされること、良くないとされることについてはこちらで詳しくはこちらで解説しています。
友引の意味とは|お葬式/お通夜や結婚式/入籍等友引にしてよいのか解説
先勝の意味|六曜では3番目の吉日
先勝は「せんしょう/さきがち」などと読まれます。
- 午前は吉、午後からは凶
- 急ぎ事、願掛け、訴訟、勝負事は吉とされる
大安、友引について先勝に結婚式を挙げるカップルが多く、吉日として一般的に知られています。
「先んずれば即ち勝つ」という日とされ、大事は午前中に行うのが良いとされます。
一説に、凶の時間は14時~18時ともされます。
先勝の意味や行うと良いとされることについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
先勝とは|先勝の意味/読み方や注意すべき時間とは?結婚式等に縁起良いか解説
先負の意味|負とあるが六曜の中では吉日
先負は「せんぶ/さきまけ」と読まれます。
- 午前は凶、正午から吉
- 静かなることに用いて吉と言い、平静を守るのが良いとされる
- 陰陽道では公事や急用を忌むとされる
先負は「負」と書いていますが、凶日であるわけではありません。
「先ずれば即ち負ける」という意味から急ぎ事や午前中は凶となりますが、午後からは吉となりますので、何か大事を行う場合は午後からにするとよいでしょう。
その意味ではちょうど真逆の先勝よりも、時間がかかることを行う場合は良いですね。
先負についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
先負とは|先負の意味/読み方から納車や結婚式/入籍等に縁起良いか解説
赤口の意味|実は六曜の中の大凶日
赤口は「しゃっこう/しゃっく」と読みます。「じゃっこう」と読む人もいます。
- 正午ごろ(午の刻:11時~13時)は吉で他は凶
- 大事を行うには良くない凶日とされる
- 特に祝い事には凶
- 赤ものから連想する「血や火」につながることは凶とされ、刃物を扱うことも凶とされる
赤口は仏滅に並ぶ、もしくは超えると言われる大凶日で、吉の時間はありますが、大事や縁起を担ぐことを行う際は避けるのがよいでしょう。
赤口は陰陽道においての赤舌日と混同されます。
赤舌日とは、赤舌神という極悪で衆生を混乱させる神様(羅刹神)であり、とても縁起の悪い神様がいる日と考えられています。
赤口にしない方がよいとされることなどはこちらで詳しくはこちらで解説しています。
赤口とは|赤口の意味や結婚式/入籍や納車、引越等してはいけないことを解説
仏滅の意味|六曜の中の大凶日
仏滅は皆さんもご存知だと思いますが「ぶつめつ」と読みます。
- 一日中凶
- 万事に凶とされるが、特に祝い事、お祭り事などの大事は避けられる
仏滅は、六曜の中で最も縁起の悪い大凶日と言われます。
「仏も滅びる最悪の日」とされ、あらゆることに良くないと言われますが、江戸時代の暦の中では「物滅」と表記されており、仏が用いられるようになったのは後の話です。
仏滅の解釈として次のような俗説も存在しています。
- 「物滅」の日はあらゆる物が滅びる日であり、また一から物事を始めるには良いとされ、仏滅に結婚式も実は縁起が良いとする
- 仏滅の次は六曜の順番的に大安であるため、仏滅の午後からは大安に向け縁起が良くなる
このような説に関しては、何を皆さんが信じるかなので、正しくないと言うこともありません。
仏滅についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
仏滅とは|仏滅の意味や納車/引越し等の吉凶、午後から大安等俗説の真偽も
六曜の由来|起源は中国だが日本生まれ
六曜の意味についてご紹介しましたが、そもそも六曜は信じるに足りるのか、六曜の由来を知って、六曜の意味をどれほど生活に取り入れるかを考えてみてください。
六曜の起源となるのは、中国の六壬時課または小六壬という時刻の吉凶を占うものです。
これらの時刻占いは、唐代の李淳風の作成によるとされる説がありますが、孔明六曜星と言い三国時代の天才軍師諸葛亮孔明の作という説もあり、その起源ははっきりしません。
起源ははっきりしませんが、六曜の元となる時刻占いは、私陰陽五行説というものから生まれたとされます。
陰陽五行とは、たちの暦・カレンダーにある六曜以外の様々な吉凶の元でもあり、占いの元となる考え方でもあります。
その後、日本には室町時代(鎌倉時代後期という説も)に輸入され、陰陽道の影響なども受けて、江戸時代に民衆に広がります。
江戸時代にはあまりにも流行ったため、六曜等日の吉凶を信じすぎないようにと幕府からお触れが出たりしたほどです。
また、明治時代には太陰太陽暦という旧暦から太陽暦(グレゴリオ暦)になる際に六曜は暦から削除されます。
その後、戦後に六曜は復活し今に至ります。
ちなみに、六曜が日本生まれというのは、元々中国から輸入された当時の文献や少したってからの表記では、それぞれ次のように表記されていました。
先勝 | 速喜・即吉 |
友引 | 留連・留引(のちに共引とも) |
先負 | 小吉・周吉 |
仏滅 | 空亡・虚亡(のちに物滅とも) |
大安 | 泰安 |
赤口 | 赤口(赤口のみ表記が変わらない) |
それゆえ、六曜は日本で独自に成り立ったものと考えます。
六曜に大きな影響を与えた陰陽道についてはこちらで詳しく解説しています。
陰陽道とは|神社/神道や仏教との関係・陰陽師や暦の歴史をご紹介
六曜の順番の法則と決め方
六曜はカレンダー上で次に見る二つの法則によってそれぞれの日に割り振られています。
一つ目の法則は、とてもシンプルで、七曜日が日月火水木金土という順番と同じように、
六曜日では「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」という順で巡ります。
もう一つの法則は、六曜は旧暦の各月1日に担当が決められていて、その日になれば、強制的に六曜の担当の日に割り振られるのです。
六曜 | それぞれで始まる月 |
先勝 | 1月1日、7月1日 |
友引 | 2月1日、8月1日 |
先負 | 3月1日、9月1日 |
仏滅 | 4月1日、10月1日 |
大安 | 5月1日、11月1日 |
赤口 | 6月1日、12月1日 |
このルールがあるゆえに六曜はカレンダー上で時々ずれが生じるのです。
六曜はこんなにシンプルなルールで割り振られているので、他の暦に比べ吉凶の考えは迷信だと言われるのかもしれません。
六曜は宗教は関係ない
六曜は中国の六壬時課または小六壬という時刻の吉凶を占いが起源であると解説しましたが、この起源となる吉凶占いも含めて、宗教的な影響は一切受けていません。
仏滅と「仏」が文字に入っているため仏教の教義に関係あると感じる人も多いようですが、仏教の教えは全く関係ありませんし、神道ももちろん六曜には関係ありません。
それゆえ、友引に葬式は縁起が悪い、仏滅にお葬式は大丈夫か?と言った考えも出てきますが、全く関係ないとするのが各宗教者の考え方です。
浄土真宗の開祖である親鸞も、「日の吉凶を見ることは良くない」と和讃にて述べており、古くから日の吉凶と仏教のつながりを否定する仏教者はいました。
※親鸞のころは六曜がまだ存在していませんが
六曜の縁起と行うこと
六曜で行う物事の吉凶を考えるのはあまり良くないという意見は古くからあり、親鸞というお坊さんも言えば、鎌倉時代「徒然草」を執筆した吉田兼好も吉凶は日によるのではなく人によると言っています。
とはいえ、普段のことなら気にしないでも、人生の大事などには縁起を担いで行いたいですよね。
ここからは六曜と冠婚葬祭の縁起の話、マナーの話をしてきます。
自分が六曜の意味など迷信だと考えていても相手がいることでは、六曜の意味を守ることはマナーでもありますので、最低限の知識としてお知りおきください。
六曜と引っ越しや新築の行事
六曜で引っ越しや新築と言った新しい環境への移転で縁起が良いとされるのは大安です。
この日は引っ越し業者の値段も他に比べて高いとされます。
逆に引っ越しや新築に縁起が悪いとされるのは赤口です。
仏滅はもちろん避けられますが、赤口の意味から引っ越しや新築関係の行事には凶と言われます。
縁起など気にしないのであれば、仏滅や赤口では引っ越しにかかる値段が大安に比べ安くなるので、経済的なメリットで選ぶとそれらの方がよいでしょう。
引っ越しや地鎮祭や棟上げの凶日の三隣亡
六曜で引っ越しの吉凶を見るのは一般的ですが、建築関係の業界で引っ越しや地鎮祭・棟上げと言った新築にかかる行事で最も凶日と言われるのは三隣亡(さんりんぼう)です。
このことについては、後程詳細に解説いたしますが、縁起を担ぐのであれば、大安であろうと三隣亡の日に引っ越しや新築関係の行事を行うのは避けましょう。
六曜と葬式やお通夜
六曜において、お葬式の凶事とされるのは友引です。
友引の日にお葬式は縁起が悪いとされ避けられますし、そもそも火葬場が友引の日は定休日となっているところが多く、お葬式を行うことができないことが多いです。
しかし、最近では友引にお葬式をする人達も増えていると言われます。
友引にお葬式をする際の注意点等はこちらで解説しています。
友引に葬式が良くない理由|葬儀や告別式/火葬の日取りや注意点を解説
ちなみに友引にお通夜をすることは全く縁起が悪いとは考えられていませんのでご安心ください。
また、吉日である大安にお葬式をしたり、何事にも凶とされる仏滅にお葬式を行うことも全く問題ないとされています。
葬儀以外の法事等の仏事
葬儀以外の法事や49日の法要、お墓参りと言った仏事に六曜で縁起が悪いとされる日はありません。
そもそも上記でも解説した通り、宗教と六曜は関係がありませんので、仏教・神道・キリスト教等、皆さんの信仰する宗教における行事で六曜を気にしないでも良いというのが各宗教側の意見です。
六曜と結婚式や入籍日
六曜と結婚式や入籍日と言った人生の慶事の関係をご紹介します。
一般的には、結婚式も入籍日も縁起を担ぐのであれば大安を選ぶのが良いとされます。
結婚式においては、「友を幸せに引く→幸せのおすそ分けの日」という縁起を持つ友引も大吉日と言われます。
一方、お祝い事に大凶とされる赤口や、仏滅は縁起が悪いとされ避けられがちです。
しかし、結婚式場は赤口や仏滅割引を提供しているところが多く、現実的なメリットで言うと赤口や仏滅はよいでしょう。
また、仏滅に結婚式を上げることは、実は縁起が良いという解釈もあります。
ちなみに、先勝に結婚式を挙げる際や、先負に結婚式を挙げる、入籍の婚姻届を出す場合は特に縁起が悪いとは言われず、吉の時間に行えばよいでしょう。
それぞれの日の結婚式の注意点についてはこちらをご覧ください。
先勝に結婚式を上げる注意点|入籍や結婚式も先勝の午後は避ける
先負に結婚式を上げる注意点|入籍も先負の日は午前は凶・午後から吉
【仏滅に入籍だけではない】婚約届提出で注意すべき日や時間帯とは
ちなみに、結婚式以外の婚姻に関わる行事である、両家の顔合わせや結納と言った行事や将来上の送付も、六曜では大安・友引が良いお日柄と言われ、先勝や先負には吉の時間に行うと良いとされます。
六曜と宝くじや財布の購入等金運に関わること
六曜の吉のタイミングで、金運の縁起を担ぐこともよく行われることです。
例えば大安の日は年末ジャンボ宝くじなどは長蛇の列ができますし、普段のロト6,ロト7と言った宝くじを購入でも人気です。
また財布売り場も大安の日は他の日よりも売り上げが良いと、売り場の人も言っていますし財布の購入・使い始めたりするのも良いとされます。
大安に限らず、友引や先勝の日の吉の時間も宝くじの購入や財布の購入に良いとされます。
また、この後見ます、六曜以外の暦の上での大吉日も宝くじの購入や財布の購入に人気ですので、金運を高める開運の日に縁起を担いで買い物をしたい方はそちらの日も意識するとよいでしょう。
六曜と神社のお参りや行事
六曜の吉凶と神社へのお参りや厄払いと言ったお祓い・御祈祷に関しては、全く関係ありません。
しかし、一般には、大安の日が良いと言われます。
ちなみに神社の参拝は午前が良いとされますし、願掛けに良いとされる先勝の日に合格祈願や安産祈願と言った人生の大事のお願いをしに行くとよいかもしれません。
ちなみにあまり知られていませんが、暦の本では七曜日でもそれぞれの日の吉凶があります。
神事は月曜日が吉とされますので、六曜関係なく月曜の朝に神社へお参りに行き一週間のスタートを切るのもよいかもしれませんね。
六曜とお宮詣りや七五三
神社へのお参りで、子供の成長を祝う行事であるお宮参りや七五三も六曜では気にしないのが一般的です。
気になる方はやはりお祝い事に吉である大安や友引に行くのがよいでしょう。
六曜と納車
六曜を気にする行事の一つに納車があると思います。
納車に良いとされる日は、やはり大安でディーラーの人も大安の日は忙しいと言います。
納車の予定が比較的すいている大安以外の先勝・先負の吉の時間に行うのも縁起としては悪くないとされますのでよいでしょう。
ちなみに納車が凶とされる日は、友引・赤口・仏滅です。
友引は「友を轢く」という言葉のつながりから、縁起が悪いとされます。
六曜と契約事
六曜と契約事の関係で言うと、凶とされる赤口と仏滅は避けられます。
不動産屋さんと言った古くからある業界では、六曜の吉凶を意識する人も多いようですので、縁起を担いで契約をしたいと考える人に合わせてくれますので、気になる方は遠慮せず六曜の吉凶で契約日を決めて大丈夫でしょう。
六曜とお祝い事
六曜と様々なお祝い事の縁起の関係では、他と同じく大安と友引がよいとされ、先勝・先負は吉の時間に行うのがよく、赤口・仏滅は避けるのが良いとされます。
赤口は吉の時間が正午ごろにありますが、お祝い事の凶日とされますので、日をずらせられるのであればずらすのが良いでしょう。
お祝いをお送りする、お渡しする場合は特に相手がいることですので、六曜を意識するのがマナーとされます。
お祝いをお渡ししに行くのであれば、大安や友引と言った日が好まれます。
お送りする際は、お祝いの品が到着する日・発送日で吉日、特に大安・友引が好まれるますが、お店から送る際は気にしないでも良いとされます。
六曜とお見舞い
お見舞いも六曜を気にするのが良いとされます。
精神的に大変な状況にいる方ですので、小さなもの事でも気にされる可能性があります。
お見舞いに良くない日としては凶日は避けた方がよいとされますし、友引も縁起が良くないとされます。
友引は「何事も勝負がつかない日」と言われ、
病気に勝負がつかない→病気が長引く
このように考えられるからです。
お祝いの品で根をはる植物が「寝付く」につながることから避けられることと同じ考え方ですね。
暦では六曜以外にも吉凶を占うものが
日本のカレンダーには六曜以外見ることはありませんが、日本の暦では六曜の他にも、一日一日に吉凶を占う暦注というものが存在します。
今回は簡単にそれらをご紹介しましょう。
ちなみにこれら全部を意識しては、現代社会ではもはや生活できないほどになるので、あくまで大事の時の縁起を担ぐときなど補助的な考えにするなど各個人生活に合わせて取り入れてくださいね。
六曜以外の歴注|十二直・九星・干支等
六曜以外の有名な歴注には干支・九星・十二直・二十八宿(二十七宿)・歴注下段(暦下段)があり、さらに選日と言うものもあります。
これらは、紀元前の中国で生まれた陰陽五行と言う物から生まれたもので、日本では宮廷等の行事、内閣の組閣等々古くから、官民において日の吉凶を意識してきました。
十二直とは
十二直は「建(たつ)、除(のぞく)、満(みつ)、平(たいら)、定(さだん)、執(とる)、破(やぶる)、危(あやう)、成(なる)、納(おさん)、開(ひらく)、閉(とず)」という12の要素からなり、それぞれに吉凶が定められています。
あまり、生活の中で聞くこと減ってきましたが、古来十二直は六曜よりも重視されたもので、飛鳥時代から利用されてきたものです。
十二直について詳しく知りたい方はこちらで解説しています。
さらに、十二直と同様に飛鳥時代から利用されてきた二十八宿という歴注もありますが、そちらは以下の記事で解説しています。
気になる方はぜひご覧ください。
九星とは
九星は「一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木製・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星」からなるものです。
最近では五黄殺や暗殺剣などの名前は良く知られていると思いますが、九星は六曜よりも古くから利用されてきた吉凶占いです。
干支でも吉凶が
来年の干支はイノシシで毎年一年ごとに干支が一年を担当することはご存知だと思いますが、実は一日一日にも干支が割り振られています。
ちなみに、来年の干支は厳密には亥ではなく、「己亥(つちのとい)」です。
干支とは、十干十二支からなるもので、干支の動物は十二支だけを指しています。
干支の吉凶の中で特に有名なものと言えば、寅の日・巳の日と呼ばれる金運を高める日や、初午と呼ばれる稲荷神社・稲荷の寺院をお参りするといつもよりもご利益にあずかれる日などがありますね。
それぞれについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
六曜以外で知っておきたい吉日・凶日
六曜以外で知っておきたい吉日や凶日をご紹介します。
六曜よりも古くから暦の中で重要視されてきたものもありますので、縁起を担ぐのであれば、これらも意識するとよいでしょう。
天赦日|六曜や他の暦を入れて最も吉日
天赦日(てんしゃにち)は日本の暦の中で最も吉日とされ、最高のお日柄と言えます。
あらゆる運気が上がるため、結婚や入籍という大事から、財布の購入と言った生活の中の縁起を担ぎたいことも天赦日に行うと良いとされます。
年に6回ほどしかないとても貴重な日ですので、大事なもの事を行う日を選ぶ際には参考にしてください。
天赦日についてはこちらで詳しく解説しています。
一粒万倍日
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)はもの事の始めに最高の日とされ、買い物の吉日としても知られます。
この日は、「一粒の籾が万倍の稲穂になる」という意味を持ち、この日に始めたことは万倍の結果を生むとされています。
大安や天赦日と被るとさらに開運の力が上がると言われ、六曜と一粒万倍日の吉の組み合わせも重要視されています。
一粒万倍日について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
不成就日
不成就日(ふじょうじゅび)はこの日行ったことは何も実を結ばないと言われる最悪の凶日です。
不成就日は六曜最凶日の仏滅よりも悪い日とされ、縁起を担ぐもの事や慶事・祝い事は避けるのがよいでしょう。
不成就日について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
三隣亡
三隣亡は引っ越し・新築関係の行事の最凶日と言われます。
三隣亡にそれらを行えば、「隣三軒を滅ぼす大火を起こす」と言われるほどです。
起源をさかのぼると、元々漢字表記も違って、吉日だったとも言われますが、今では建築業界ではこの日は避けられるのが一般的という凶日です。
三隣亡について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
これらの吉日・凶日以外にも、月齢と言い、月の満ち欠けも暦にはありますが、満月や新月の日の吉凶というものも昔は考慮されていました。
暦は知りだすと奥が深いものです。
六曜自体は神道や仏教と関係はありませんが、他の歴注では神事・仏事の吉凶は古くから大事にされてきました。
六曜日カレンダー
ご不便をおかけし申し訳ございませんが、こちらからご覧ください。
ちなみに、Googleカレンダーへ六曜を追加することもできます。
上記で説明したような行事を行う際の参考にしてください。
こちらのカレンダーはGoogleカレンダーにダウンロードが可能で、Googleカレンダーアプリは無料で利用できます。
スマホで六曜を確認できるようになりますので、ぜひご希望の方は以下でダウンロード方法も解説しますのでご覧ください。
六曜を無料アプリgoogleカレンダーにダウンロードしてスマホで確認
今回説明に使う画像はパソコン画像なので少々スマホ画面と違いますが、特に問題はなく同じ手順で無料ダウンロードできます。
まずは写真の赤枠で囲まれた「登録する」をクリックします。
クリックした後、「Googleに追加」をクリックします。
この後、現在利用しているブラウザでログインしているGoogleアカウントのページに飛びます。
※ログインをしていない人はGoogleのログイン画面に飛びます。
カレンダー画面に遷移後、次のような画面になりますので、OKをクリックしてください。
これで追加が完了です。
「他のカレンダー」というところにhttp://shinto-bukkyo.net/~~~~と追加されているのが確認できましたら無事にダウンロードできています。
ちなみに「他のカレンダー」からは非表示にすることもできます。
無料のGoogleカレンダーアプリでスマホでも大安・仏滅カレンダーを確認
Googleカレンダーアプリを無料でダウンロードして、先ほど追加したGoogleカレンダーのアカウントでアプリにログインすると、アプリ上でも大安・仏滅カレンダーを確認できます。