巳の日・己巳の日とは|2021年2020年のカレンダー付
巳の日・己巳の日とは、金運上昇させる日として、有名で財布の購入や使い始めの吉日と呼ばれる暦の中でも人気の日です。
そんな巳の日・己巳の日はそもそもどんな日で金運が上がると言われているのか?
その由来や、他にどんなことを巳の日・己巳の日にすると良いのかを解説します!
また、2020年/2021年、さらには過去の分も巳の日・己巳の日をまとめたカレンダーもありますので、ぜひ参考にしてください。
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巳の日(みのひ)の意味
巳の日とは、日本の古来からある暦の中で、十二支が巳に当たる日を言います。
これはどういう意味かと言うと、最近ではあまり気にされなくなりましたが、日本には中国由来や日本独自の暦が存在しています。
その中で、一日一日に様々な日が割り当てられます。
わかりやすいところで言うと、六曜の大安や仏滅と言ったものです。
実は、この大安・仏滅のように、一日一日に私たちが干支として慣れ親しんでいる十二支が割り当てられます。
干支の蛇が割り当てられた日の蛇の日が「巳の日」を意味するのです。
つまり、12支なので、12日ごとに巳の日はやってくるのです。
そんな巳の日がなぜ金運が上がる日として考えられるようになったのかと言うと、蛇と弁財天様という神様の関係性にあります。
巳の日と弁財天(弁才天)様
弁財天様とは、七福神の中の女神さまで、芸事、金運/財運のご利益のある神様として有名ですが、この弁財天様は蛇使いの神と言われています。
※弁財天様が蛇の化身となるという説もあります。
いずれにせよ、暦の上でその蛇に当たる巳の日には、蛇が弁財天様に私たちの願いを届けてくれるといういわれがあります。
そのため、弁財天様のご利益にあやかるために、この日に金運の高まることや、弁財天様へのお願いごとがとても良いとされているのです。
また、弁財天様の遣いということ以外にも、元々日本では蛇(特に白蛇)を幸福招来、商売繁盛、金運財運を高める神様として奉ってきたこともあります。
有名なのは山口県の岩国の白蛇ですが、それ以外にも、昔からの迷信で、白い糸が出ていたら、それを白蛇様と見立てて財布に入れて金運を上げると言いました。
そんなご利益のある蛇(巳様)ですから、私たちの金運も高めてくださります。
弁財天と言う神様についてや、弁財天を祀る神社はこちらで詳しく解説しています。
弁財天(弁才天)とは|弁天様のご利益や信仰の歴史、祀られる神社をご紹介
己巳の日(つちのとみのひ)意味
巳の日だけでも、とても金運を上げる吉日とされていますが、さらに金運が上がる大吉日と言われるのが、己巳の日(つちのとみ)の日です。
巳巳の日と漢字が似ているので、間違えている人もいますが、己巳(つちのとみ)ですのでご注意ください。
さて、己巳の日とは何かということですが己巳(つちのとみ)というのは、干支の一つです。
私たちが「来年の干支は●●だ」と言っている時の、干支は、十干十二支の十二支だけを意味しています。
十干とは、「甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)」を言います。
この中の己(つちのと)が巳と合わさると、なぜ良いのでしょうか?
陰陽五行による己と金の関係
己(つちのと)は陰陽五行という中国の古来からある易学上の土性になります。
陰陽五行とは、木、火、土、金、水からすべては成り立っていて、それぞれに良い相性(相生(そうしょう))、悪い相性(相剋(そうこく))が存在します。
陰陽五行において、土は金属の元になるもの、(=土生金)と考えられていることから、己巳の日は、巳の日をさらに金運を高めた日と言われているのです。
これらの考え方は奈良時代から日本で独自に発展した陰陽道において重要視され、日の吉凶以外にも人の相性の占いにも利用されるようになります。
陰陽道についてはこちらで詳しく解説しています。
陰陽道とは|神社/神道や仏教との関係・陰陽師や暦の歴史をご紹介
干支は全部で60あるので、己巳の日は60日に一回、年に6開始かないとても貴重な日です!
ぜひこの貴重な日を大事にしたいですね。
それでは、そんな金運を高める素晴らしい日の巳の日や己巳の日は何をしたらよいのでしょうか?
金運を高める巳の日・己巳の日にすべきこと
私たちが、巳の日・己巳の日にすると良いとされることは複数あります。
以下で具体的に見ていきましょう。
巳の日・己巳の日に神社へのお参り・御朱印をもらう
巳の日・己巳の日は弁財天様にお祈りをささげることがとても運気を高めることとされています。
弁財天様を祀る神社では、己巳の日を弁財天様の縁日として、独自の御祈祷をしたり、御朱印を出したりしています。
そんな日に弁財天様をお参りに行くととても運気が上がるとされています。
種銭を作る(銭洗い)も吉
(写真:左は銭洗弁財天(鎌倉市)、右は江島神社(藤沢市))
さらに、お参りをするだけでなく、「種銭」を作るのもとても金運を高めてくれると言われています。
「種銭」とは、お金をお水で洗う(お札は端に水を付けるくらいでよい)ことで、さらにお金を呼んでくれるようになると言う縁起の良いお金のことです。
巳の日や己巳の日いにお参りをおすすめの神社をいくつかご紹介します。
日本三大弁財天(宝厳寺・江島神社・厳島神社)をお参り
弁財天様をお祀りする神社の中でも由緒ある神社です。
弁財天様をお祀りしている神社であれば、巳の日・己巳の日にお祀りをしてとてもご利益のあるとされますが、時間があればどの場所も風光明媚な場所ですので、一度ご参拝してみたいですね。
巳の日の江島神社
筆者が己巳の日に江の島神社を参拝した時の話をせっかくなのでいたします。
江島神社では巳の日に、第一宮の辺津宮に、巳の日という立て看板が出ます。
さらに、八臂弁財天(はっぴべんざいてん)御尊像、妙音弁財天(みょうおんべんざいてん)御尊像を納めている、奉安殿にて白い巳様に願いを込めて奉納することができます。
巳の日は弁財天様をご参拝するだけでも、とてもご利益があると言われますが、江島神社では巳様をかたどった奉納物もあり、ぜひ巳の日にご参拝をおすすめします。
銭洗弁財天宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてんうがふくじんじゃ)
江島神社からほど近い、鎌倉には、源頼朝公の夢のお告げによって創建された神社です。
銭洗弁財天の奥にあるご神水でお金を洗えば、そのお金が新たなお金を呼ぶと言われる種銭になることで有名な神社ですね。
こちらの神社のご祭神も弁財天様(宗像御三神と同一視)が祀られており、巳の日に行くことでとてもご利益のあるご参拝になるでしょう。
ちなみに、こちらで銭洗いを行い種銭を作る際は、以下の流れでお金のお清めをしますので、ご注意ください。
筆者は、最初気づかずに銭洗いをして、再度銭洗いをいたしました。(他の人も気づいた人で二回していた人がいました)
- 社務所にてロウソクと線香のセット(100円)を購入する・購入する場の下にザルがあるので、それも持って行く
- 種火からロウソクに火を付け線香に火をつける
- 線香の煙でザルの穢れを祓い清める。
- 神社にお参りする
- 銭洗いをする
上神明天祖神社(白蛇様とご縁のある神社)
また、東京の中で弁財天様をお祀りしている神社はたくさんありますが、白蛇様をお祀りしている神社はあまりありません。
上神明天祖神社は珍しい白蛇様をお祀りしている神社です。
己巳の日には、限定の御朱印ももらえるので、ぜひご縁のある巳の日・己巳の日に参拝してみたい神社です!
白蛇様で有名な神社は他にも、岩国白蛇神社や阿蘇白蛇神社、鹿児島の白蛇神社もあります。
巳の日の上野寛永寺「不忍池弁天堂」
東京都台東区にある、谷中七福神巡りの弁天様を祀る場所としても知られる上野寛永寺の不忍池弁天堂でも巳の日に法要があります。
特に年に一度だけ、毎年9月の巳の日に行われる、巳成金大祭(みなるかねたいさい)というお祭りでは、弁天堂に収められているお堂が御開帳し八本の腕を持ち武器を持つ八臂弁財天様を拝むことができます。
詳細は、不忍池辯天堂HPをご覧下さい。
巳の日/己巳の日に財布の購入・使い始め
財布の色や入れておきたいもの等、風水をとても気にする方は多いと思いますが、財布の運気を上げるという意味では、巳の日・己巳の日に購入・使い始めるのはとても縁起のいいこととされています。
購入してから、お金を入れて、寝かしておくのもとてもよいという風水の考えもありますので、購入する日、使い始めの日を分けて、吉日、吉日にするのもよいかもしれませんね!
ちなみに、財布の購入や使い始めの日で金運を高める吉日を選びたい方は、巳の日・己巳の日と、一粒万倍日・天赦日・大安と言った吉日と重なっている日を選ぶとさらに開運の力が増すとされています!
宝くじの購入も巳の日/己巳の日は縁起が良い
また、宝くじを買う日も縁起を担ぎたいという人もいると思います。
巳の日・己巳の日は宝くじの購入にもおすすめされる金運を高める日です。
いつでもいいというのであれば、巳の日・己巳の日に購入をしてみてはいかがでしょうか。
巳の日にやってはいけないこと
縁起の良い日の巳の日・己巳の日にはしてはいけないことは特にありません!そのため、安心して開運の効果を受けたいですね。
ただし、巳の日・己巳の日にしてはいけないことではありませんが、巳の日・己巳の日が凶日とされる、仏滅や不成就日と言った人被ってしまった場合は気を付けたほうが良いです。
不成就日はその日に行ったことは成就しないとされる大凶日です。
気にするかどうかは皆さん次第ですが、日の吉凶を気にするのであれば、凶日も気にしたいですね。
巳の日や己巳の日の借金
巳の日・己巳の日に借金をするのはどうなのか?と考える方もいると思いますが、特に良い・悪いとは考えらていません。
借金の日取りを気にするのなら、一粒万倍日でないかどうかを考えるとよいでしょう。
2020年の巳の日/己巳の日のカレンダー
1月 | 3日 | 15日 |
27日 己巳の日 |
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2月 | 8日 | 20日 |
3月 | 3日 | 15日 |
27日 己巳の日 |
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4月 | 8日 | 20日 |
5月 | 2日 | 14日 |
26日 己巳の日 |
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6月 | 7日 | 19日 |
7月 | 1日 | 13日 |
25日 己巳の日 |
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8月 | 6日 | 18日 |
30日 | ||
9月 | 11日 | 23日 己巳の日 |
10月 | 5日 | 17日 |
29日 | ||
11月 | 10日 | 22日 己巳の日 |
12月 | 4日 | 16日 |
28日 |
2021年の巳の日/己巳の日のカレンダー
1月 | 9日 | 21日 己巳の日 |
2月 | 2日 | 14日 不成就日 |
26日 | ||
3月 | 10日 不成就日 |
22日 己巳の日 不成就日 |
4月 | 3日 | 15日 |
27日 | ||
5月 | 9日 | 21日 己巳の日 |
6月 | 2日 | 14日 一粒万倍日 不成就日 |
26日 一粒万倍日 |
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7月 | 8日 不成就日 |
20日 己巳の日 |
8月 | 1日 | 13日 |
25日 | ||
9月 | 6日 | 18日 己巳の日 |
30日 | ||
10月 | 12日 | 24日 |
11月 | 5日 | 17日 己巳の日 |
29日 | ||
12月 | 11日 | 23日 |
2022年の巳の日/己巳の日カレンダー
1月 | 4日 | 16日 己巳の日 不成就日 |
28日 | ||
2月 | 9日 | 21日 |
3月 | 5日 | 17日 己巳の日 |
29日 | ||
4月 | 10日 | 22日 |
5月 | 4日 | 16日 己巳の日 |
28日 | ||
6月 | 9日 一粒万倍日 |
21日 一粒万倍日 |
7月 | 3日 一粒万倍日 |
15日 己巳の日 |
27日 | ||
8月 | 8日 不成就日 |
20日 |
9月 | 1日 | 13日 己巳の日 |
25日 | ||
10月 | 7日 | 19日 |
31日 | ||
11月 | 12日 己巳の日 |
24日 |
12月 | 6日 不成就日 |
18日 |
30日 |
2019年の巳の日/己巳の日のカレンダー
1月 | 8日 | 20日 |
2月 | 1日 己巳の日 |
13日 |
25日 | ||
3月 | 9日 | 21日 |
4月 | 2日 己巳の日 |
14日 |
26日 | ||
5月 | 8日 | 20日 |
6月 | 1日 己巳の日 |
13日 |
25日 | ||
7月 | 7日 | 19日 |
31日 己巳の日 |
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8月 | 12日 | 24日 |
9月 | 5日 | 17日 |
29日 己巳の日 |
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10月 | 11日 | 23日 |
11月 | 4日 | 16日 |
28日 己巳の日 |
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12月 | 10日 | 22日 |
2018年の巳の日/己巳の日のカレンダー
1月 | 1日 | 13日 |
25日 | ||
2月 | 6日 己巳の日 |
18日 |
3月 | 2日 | 14日 |
26日 | ||
4月 | 7日 己巳の日 |
19日 |
5月 | 1日 | 13日 |
25日 | ||
6月 | 6日 己巳の日 |
18日 |
30日 | ||
7月 | 12日 | 24日 |
8月 | 5日 己巳の日 |
17日 |
29日 | ||
9月 | 10日 | 22日 |
10月 | 4日 己巳の日 |
16日 |
28日 | ||
11月 | 9日 | 21日 |
12月 | 3日 己巳の日 |
15日 |
27日 |
2017年の巳の日/己巳の日のカレンダー
1月 | 6日 | 18日 |
30日 | ||
2月 | 11日己巳の日 | 23日 |
3月 | 7日 | 19日 |
31日 | ||
4月 | 12日己巳の日 | 24日 |
5月 | 6日 | 18日 |
30日 | ||
6月 | 11日己巳の日 | 23日 |
7月 | 5日 | 17日 |
29日 | ||
8月 | 10日己巳の日 | 22日 |
9月 | 3日 | 15日 |
27日 | ||
10月 | 9日己巳の日 | 21日 |
11月 | 2日 | 14日 |
26日 | ||
12月 | 8日己巳の日 | 20日 |
29日 |
他にも六曜や十二直、二十八宿のカレンダーはこちらでご覧になれます。
寅の日と巳の日ならどちらの方が金運が上がる?
巳の日・己巳の日について詳しく見てきましたが、ここからは気になる巳の日・己巳の日についての話をしましょう。
まず、暦の上で、財布の購入に良いとされる、日はいくつかあります。
その中でも、同じ十二支の日で、絶対に巳の日と被らない寅の日と巳の日はどちらが良いのか?と考える人もいると思います。
まず、結論から言うと、どちらが優れているというわけではありません。
また、さらに詳細に言えば、皆さんの干支、九星による日ごとの吉凶、相性の良い日があります。
そこまで確認をするのであれば、いずれかが良いと考えてもいいかもしれませんが、一概に寅の日と巳の日のどちらかが優れていると考えなくてよいでしょう。
縁起を担いで財布を購入・使い始めるなら
気になる方は、財布は購入した人使い始める日を分けるという考えがあります。
購入した日に、お金を入れて、たくさんお金を読んでくれるお財布にして、使い始めるという風水の考えの一つですが、寅の日と巳の日のどちらもの縁起を担ぐのなら、巳の日に購入して寅の日に使い始める、寅の日に購入して巳の日に使い始めると言ったことをしてもいいかもしれません。
寅の日についてはこちらで解説していますので、詳しく知りたいかたはこちらをご覧ください。
巳の日/己巳の日と暦|さらに運気が上がるとされる日等
巳の日や己巳の日をご存知であれば、一粒万倍日・天赦日や不成就日といった暦の上での吉日・凶日もご存知であると思います。
巳の日/己巳の日と一粒万倍日や天赦日
巳の日/己巳の日が一粒万倍日や天赦日と重なると、さらに運気を高めると言われます。
一粒万倍日に行ったことは、さらに大きくなると言われ、金運を高めたり、幸せなことにつながることなどをすると、その結果がさらに大きくなるとされる日です。
この日と巳の日が重なればさらにその運気が高まると考えるのです。
一粒万倍日や天赦日について詳しくはこちらをご覧ください。
巳の日/己巳の日と不成就日
一粒万倍日や天赦日の真逆で、この日に行ったことは成就しないとされる、暦の上での大凶日である不成就日という日もあります。
不成就日と巳の日が被ればということについては、明確な定義があるわけではありませんが、縁起を気にする方は避けるのが無難と考えられます。
不成就日については、こちらで詳しく解説しております。
巳の日/己巳の日と大安や仏滅等の六曜
また迷信と言われるも、日本での縁起の良い日悪い日の定番と言われる六曜も、上記と同様吉日・凶日は被ればその影響を受けると考える人もいます。
巳の日・己巳の日が大安と被ればさらに良いし、仏滅と被れば本来よりも良くないと考えるというものです。
宝くじの購入、財布の購入や使い始めの日において六曜の縁起も気になる方はこちらをご覧ください。
その他巳の日にまつわるお話
また、縁起に関わる話ですので、様々風水なども気にする方もいるかもしれません。
そんな風水で良いとされる日や時間についても簡単に解説します。
巳の日が満月の時は
満月の日は運気を高めると言われています。
財布を買うにしても、普通の日より、満月の巳の日や己巳の日の方が良いと考える人もいます。
巳の年・巳の月・巳の日はさらにご利益が?
一年に一度、十二支が巡ってきて、巳の年もありますね。
さらに、月にも巳の月が存在します。(今の暦で5月)
そんな巳の年に、巳の月である5月の巳の日はとても金運の高まる素晴らしい吉日だと言われます。
ちなみに、己巳の年、己巳の月、己巳の日も存在しますが、これはまだまだ先の話です。