三寒四温とは意味が春ではなく冬の気候の四字熟語|正しい使い方を解説

三寒四温

三寒四温とは|正しい意味と使い方とは

三寒四温とは気候状態を表した四字熟語です。

三寒四温という感じの通り、三日寒い日が続くと、その後四日は比較的暖かい日が続きそれが繰り返されることを意味します。

年によりますが、2月ごろから天気予報などでも聞くことができる、予報用語です。

三寒四温とは冬の時期に使う四字熟語

日本の気候ではあまりイメージが湧かないと思いますが、三寒四温はタイトルの通り、春ではなく冬の時期の気候を意味する四字熟語です。

しかし天気予報などでは、小春日和という四字熟語が冬期の温かい日に使われる言葉として使われますが、三寒四温は冬期ではなく、二十四節気立春雨水という暦の上で春に入った後に、春に向けて暖かくなってきている時に利用される言葉です。

暖冬のだった2018年は実質三寒四温のような日もあったかもしれませんね。

俳句の季語をまとめた「歳時記」でも冬の季語に

歳時記という、俳句などに利用される季語をまとめた書物があるのですが、その中でも三寒四温(三寒と四温に分かれて)は冬に分類されます。

このように三寒四温がいつを意味するのかと実際の気候や使い方とでずれが生じる理由について解説します。

また時候の挨拶でも利用される三寒四温の正しい使い方や使う時期もご紹介します。

三寒四温の意味や由来

三寒四温の意味は、気象庁によって次のように定義されています。

冬期に3日間くらい寒い日が続き、次の4日間くらい暖かく、これが繰り返されること。中国北部、朝鮮半島などに顕著な現象。

出典:気象庁 気温に関する用語

三寒四温は本来は中国など大陸の冬の気候

気象庁で三寒四温の意味で解説してくださっていますが、三寒四温の意味は本来日本の気候ではなく、中国北部や朝鮮半島の気候を表現したものです。

小学校の理科で習いましたが、この地域では日本にも寒気をもたらす、大陸性のシベリア気団という高気圧が一週間の周期でその勢力を強めることから、寒さが一週間おきにやってくると言われるようになったそうです。

三寒四温の英語表現

三寒四温に相当する気象条件がなく、直訳の単語は存在しません。

単純に英語で3日寒い日が続いて、4日暖かい日がやってくるということを表現するしかないです。

the weather coming in early spring, cold for three days and then worm for days.

実際の三寒四温になる時期やその特徴

日本でも気象の解説実際の用語として利用される三寒四温ですが、そのメカニズムは次のようになっているそうです。

日本でこの三寒四温の意味するような日になるのは、春先に寒さをもたらす空気と、湿った暖かい空気ががちょうど入れ替わるようにやってくることからこのようになるそうです。

日本で三寒四温になる季節は早春(2月)

このように南からの温かい空気が日本にやってくる時期が日本では二月中旬以降の早春と呼ばれる時期に当たります。

ちなみに秋に三寒四温の逆となる気象現象の名称は特にありません。

三寒四温の使い方|挨拶文

三寒四温は冬の時期に使うものとされながらも、実際の季節では春に聞かれる言葉ですが、時候の挨拶などでの三寒四温の使い方をご紹介します。

まず、三寒四温を時候の挨拶などで利用する際、どの時期に利用するのが正しいのかということに関しては、判断が難しいところです。

本来の三寒四温の意味から、1月の小寒や大寒という冬真っ只中で暖かい日などほとんどないような時に使うのが正しい使い方とされます。

手紙やメールの挨拶での三寒四温の使い方

手紙やメールの時効の挨拶等での三寒四温の使い方については、

  • 三寒四温の候
  • 三寒四温のみぎり

と一般的に利用される時候の挨拶の●●の候に三寒四温を入れます。

ただし、この後冬の挨拶では一般的には、「厳しい寒さが続きますが」と書きますので、三寒四温という言葉が若干不自然には感じてしまいます。

無理に使わず、小寒の候、大寒の候、立春の候など、一般的に使われる時候の挨拶を利用するのがよいでしょう。

三寒四温を使った挨拶の結びの例文

結びの文で三寒四温を使う場合には、

「三寒四温という言葉の通り、まだまだ寒い日が行きつ戻りつ…」などで結び体調を気遣うお言葉を入れましょう。

三寒四温の時期の二十四節気についてや七十二候はこちらで詳しくご紹介しています。

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