龍神祝詞とは?気になる効果や起源・歴史から日々の唱え方まで解説

龍神祝詞

龍神祝詞とは?気になる効果や意味を解説!

龍神祝詞とは、神社本庁が作成・管理している祝詞ではない、いわば正式な祝詞ではありません。

しかし、龍神様をお祀りしている神社や、龍神様(八大竜王や九頭竜大神)という神様をお参りする際に、唱えると良いと考えられている祝詞です。

正式な祝詞ではありませんが、歴史を持ち、龍神様につながるためには重要と考えられている祝詞で「神道大祓全集 龍神祝詞 」という書物の中に大祓詞祓詞といった、神職の方が日々唱える祝詞とともに載っています。
※載っていないものも存在しています。
その他の祝詞についても知りたい方はこちらをご覧ください。
祝詞(のりと)とは?一般人も唱えて効果有!様々な種類をまとめて解説

それでは龍神祝詞の不思議な世界を見ていきましょう。

龍神祝詞の原文と現代語訳

以下は龍神祝詞の原文とその読み方です。

高天原に坐し坐してたかあまはらにましまして
天と地に御働きを現し給う龍王はてんとちにみはたらきをあらわしたまうりゅうおうは
大宇宙根元のだいうちゅうこんげんの
御祖の御使いにしてみおやのみつかいにして
一切を産み一切を育ていっさいをうみいっさいをそだて
萬物を御支配あらせ給うよろずのものをごしはいあらせたまう
王神なればおうじんなれば
一二三四五六七八九十のひふみよいむなやことの
十種の御寶をとくさのみたからを
己がすがたと変じ給いておのがすがたとへんじたまいて
自在自由にじざいじゆうに
天界地界人界を治め給うてんかいちかいじんかいをおさめたまう
龍王神なるをりゅうおうじんなるを
尊み敬いてとうとみうやまいて
眞の六根一筋にまことのむねひとすじに
御仕え申すことの由をみつかえもうすことのよしを
受け引き給いてうけひきたまいて
愚かなる心の数々をおろかなるこころのかずかずを
戒め給いていましめたまいて
一切衆生の罪穢れの衣をいっさいしゅじょうのつみけがれのころもを
脱ぎさらしめ給いてぬぎさらしめたまいて
萬物の病災をもよろずのものの やまいわざわいをも
立所に祓い清め給いたちどころにはらいきよめたまい
萬世界も御親のもとに治めしせめ給へとよろずせかいもみおやのもとにおさめせしめたまへと
祈願奉ることの由をきこしめしてこいねがいたてまつることのよしをきこしめして
六根の内に念じ申すむねのうちにねんじもおす
大願を成就なさしめ給へとだいがんをじょうじゅなさしめたまへと
恐み恐み白すかしこみかしこみもおす

 

龍神祝詞の原文は、祝詞を読んで理解している人でないとわかりにくい表現が多くあります。

龍神祝詞を今後唱えるときに理解をしておくことで、より龍神様の御心につながりやすくなると思いますので、以下で現代語訳(現代でもわかりやすいように意訳です)をしました。

龍神祝詞の現代語訳

(様々な神々がいらっしゃいます)高天原にいらっしゃって、天上の国にも、地上の国にも、姿をお現しになる龍王(龍神様)は、

この宇宙の創造主のお使いであらせられ、様々な存在を生み出し、育て上げられた、支配主であらせられる王(神)ですので、

十種の御寶(天孫降臨の際、ニニギノミコトアマテラスオオミカミから受け取られた天上世界の宝物)に姿を変え、

自由自在に天上界、人の世界、死者の世界を自由に治められる龍王神を奉りて、

六根(5感+意識の根幹)もすべて、龍神様にお仕え申し上げます。

愚かな心を戒め、人々の罪穢れをお祓いください。

様々な病苦や災難をお祓いください。

世界を創造された神様が治められるようにしてくださいと、お祈りを申し上げまして、

私の心の底から申し上げるお願いを成就させてくださいませと、恐れ多くも申し上げます。

龍神祝詞の意味

現代語訳を見ても完ぺきに分かったという人はあまりいないと思います。

龍神祝詞に限らず、祝詞は宣命体や奏上体という、平安時代からの難しい国語表現で、現代人の人には理解しにくいものになっています。

龍神祝詞の意味を簡単にまとめると、

最初は、龍神様がどのように私たちの世界の創造に重要な神様であるのかということを述べます。

途中に日本の建国神話の一つの十種の御寶というキーワードが出てきましたが、こちらについて詳しく知りたい方は、十種の御寶を受けて天孫降臨をなされたニニギノミコトの記事をご覧ください。
参考:ニニギノミコト(瓊瓊杵尊/邇邇芸命)とは?神話や系図から神社の情報をご紹介

そして、龍神様を心の底から崇敬する旨を述べ、その龍神様に世界や自分の罪や穢れを払っていただいた後、自らのお願いを聞き届けていただきますようお願いします。

という流れになっています。

効果絶大?龍神祝詞を唱えることの効果とは?

龍神祝詞を唱えることの効果・霊験はどのようなものがあるのでしょうか?

そもそも祝詞や唱えことばとは、神様にお近づきになること、そしてそのお力をいただくことを願う言葉が多くあります。

龍神祝詞の本文を読む限り、

穢れを祓う(災難を振り払う)

私たちの願いを叶えていただく

という効果があるといえます。

私たちの体についている罪や穢れを払い、龍神様にお近づきになれる状態になり、龍神様に私たちの願いをかなえていただきたいそんな強い気持ちを込めて龍神祝詞を読むことで、

マイナスを振り払いプラスに転ずることができるのではないでしょうか。

龍神祝詞の歴史・起源は?

龍神祝詞は神社本庁の作成した祝詞の全集には載っていないこともあり、その起源や歴史は謎が多く残ります。

一説には、かなり最近にできたものだというものもあります。

しかし、次に見る、竹生島神社(都久夫須麻神社/つくぶすま)という由緒正しき神社の八大竜王を祀る社に、龍神祝詞を掲げており、起源が不明瞭で、歴史が長くないとしても、その霊験はあるのでしょう。

龍神祝詞に縁の深い神社・場所

日本には、たくさんの龍神様をお祭りしている神社が存在します。

その中でも龍神祝詞に縁が深いとされている神社をご紹介しましょう。

竹生島神社(都久夫須麻神社)

先ほども紹介しました、龍神祝詞が社にあるという竹生島神社では、八大竜王をお祀りしています。

龍神様をお参りする際には、ぜひとも龍神祝詞を覚えてご参拝をしたいですね。

ちなみに竹生島神社の御朱印は龍が描かれています。

基本情報
所在地:滋賀県長浜市早崎町1665
参考:http://www.chikubusima.or.jp/saijin.php

戸隠神社

もう一つ、龍神伝説でとても名高い戸隠神社です。

この神社では、九頭龍大神(くずりゅうおおかみ)を祀られる神社があり、心願成就の御神徳が高いと有名な神社です。

基本情報
所在地:長野県長野市戸隠3506
参考:http://www.togakushi-jinja.jp/

龍神祝詞の唱え方

龍神祝詞の唱え方を見ていきましょう。

神道にはそもそも正しいお参りの方法というものが画一的に決まったものは存在せず、各神社等で違いが存在しますが、祝詞を上げるときに最もオーソドックスな流れ、そして唱え方を紹介します。

神社でお参りをする際には、

手と口を水ですすぎ清らかにします。

その後、ご神殿の前まで進んだら、

  • 二拝
  • 祝詞を奏上(お祈りを申し上げる)
  • 二拝二拍手一拝

という流れで参拝します。

続いて、奏上をする時の気を付けるべきポイントです。

奏上をする際に気を付けるべきは、龍神祝詞や祝詞には、言霊が乗っているということを理解し、一言一言を大事に申し上げるということです。

神社の神主さんが独特のゆったりとしたリズムで奏上しているのを思い出したら、イメージがつくと思います。

一言一言を大事に自分の願い事を強く思い浮かべながら、龍神祝詞を唱えましょう。

龍神祝詞を奏上している動画

龍神祝詞を奏上している動画がありますので、覚える際のお手本にしてください。